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2010年4月27日 (火)

世界銀行の増資と議決権

 世界銀行は、貧困撲滅を目指し第2次大戦後に設立されたが
    862億ドル(約8兆1200億円)
の増資を実施することを決めた。
 加盟国はこのうち51億ドルを直ちに払い込むことで合意しており、中国の議決権を高めることも同時に決めた。

 世銀の開発委員会は25日、加盟186カ国が世銀の増資に応じることで合意したとする声明を発表した。
 加盟国が出資比率に応じ引き受ける
   一般増資
は22年ぶりとなる。
  これとは別に加盟国の議決権比率を調整する
   選択増資
も行い、新興国・途上国の議決権を増やすという。
 これにより中国がドイツや英国などを抜き3位に浮上した。
 なお、1位は米国、2位は日本のままで維持された。   

 世銀グループで民間部門への投融資を担う国際金融公社(IFC)は当初24億ドルの資本注入が必要とみられていたが、議決権の変更に伴い2億ドルを得ることとなった。

 中国のポジションが強まることでアフリカや中南米諸国への資源開発やインフラ整備等に資金が流入して加速する可能性がある反面、中国の発言力は両面から強まることが考えられる。
 これにより米ドルの相対的な力が徐々に弱まって、地域ブロックごとに貿易決済通貨の力が増すことも考えられる。

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