インフレ期待が目標値を上回る状態が続けばBOEは必ず早急に対処
ポーゼン委員の発言(30日)→ ranking
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会
要 件 ビジネス・エコノミスト協会主催の会合
キング総裁が高インフレ
は一時的なものとの見解との明らかな相違点を指摘したいのは、後で振り返った時に、これらのことが単に一連の一時的な要因であったと言えるのか、との1点
につきる。
同総裁はこれまでこのような考え方を明確に示してきたと述べた。→ ranking
こうした見解の相違があるために
金融政策委員会は9人の委員で構成
さ
れている。
同委員会はある時点で決定を下す必要があると述べた。→ ranking
また、米国および新興国からの需要がユーロ圏経済のぜい弱性 を補って余りある状態となり、英国のインフレ期待が目標値を上回る状態が続いた場合、イングランド銀行(英国の中銀 BOE)は必ず早急に対処するとの考 えを示した。→ ranking
経済成長が結果的に良好となり、その結果インフレ率が過度に上昇した場合、BOEはインフレ率を引き下げることができると の強い自信を持っており、その術を心得ていると述べた。→ ranking
一方、英国がデフレに直面した場合、BOEは資産買い入れプログラムによる量的
緩和を再開させる可能性があるとした。
ただ、この手段が完全に効果的であるかは保証できないとの考えを示した。→ ranking
英国のイ ンフレ率は2009年12月以降、中銀が目標とする2%を大幅に上回る状態が続いており、4月には3.7%と1年5カ月ぶりの高水準に上昇した。
キング総裁は、付加価値税(VAT)率の変更、不安定な原油価格、ポンドの下落が物価上昇圧力の要因であるとし、経済の緩みにより物価は低下するため、こ れらの影響は次第に薄れていくとの考えを示し、英国の高インフレ率は一時的要因によるものと述べた。→ ranking
なお、5月は若干低下している。
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