« G7開催と国際的な取り組みを日本が呼び掛ける? | トップページ | 米国住宅市場は二番底に沈んだ »

2010年8月25日 (水)

米国住宅市場は悲惨な結果で、供給過剰から、今後数カ月間にわたり価格に押し下げ圧力が加わる

 全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)は
    383 万戸(前月比-27%)
と市場の事前予想である465万戸を大きく下回った。ranking
 これにより7月の中古住宅販売(季節調整前)は前年同月を26%下回った。

 米国の7月の中古住宅販売は実質的に4月に終了した政府の住宅購入支援措置が需要を先食いし、さらに雇用市場の低迷が背景となり予想以上に急激に落ち込んだ。
 この落ち込みでは、今後の伸びを期待するのは難しいことが示唆された。 ranking

 7月の中古住宅価格(中央値)は 
   18万2000ドル(前月比-0.2%)
となり、同価格の下落は5カ月ぶりのこと。 ranking

 7月の中古住宅在庫は
   398万戸(前月比+2.5%)
であった。ranking
 これにより、販売に対する在庫比率は12.5カ月前月 8.9カ月と、少なくとも1999年以来の高水準となった。
 また、7月の一戸建て在庫比率は11.9カ月と、1983年以来の最高だった。ranking

  

« G7開催と国際的な取り組みを日本が呼び掛ける? | トップページ | 米国住宅市場は二番底に沈んだ »

気になる指標」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

« G7開催と国際的な取り組みを日本が呼び掛ける? | トップページ | 米国住宅市場は二番底に沈んだ »

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ