ゴールドマン・サックス・グループ が受け取った公的資金29億ドルについて、顧客勘定取引ではなく、自社の利益を図る自己勘定取引?
金融危機調査委員会(FCIC)の調査で、投資銀行ゴールドマン・サックス・グループが、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)契約に関連し、保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の契約履行を支援するために支出された公的資金から
29億ドル(約2400億円)
を自己勘定で受け取っていことが明らかになった。
→ ranking
金融危機の原因究明のために設置されたFCICが27日発表した調査報告書によれば、この公的資金29億ドルは、AIGが
スワップ関連で支払った約 34億ドル
の一部であり、支払いの大部分は政府による救済を受けて行われたと見られる。→ ranking
ゴールドマンはこのほかに約140億ドルをAIGから回収し、他の契約相手に渡していたという。
FCICは、ゴールドマンが受け取った公的資金29億ドルについて、顧客勘定取引ではなく、自社の利益を図る
自己勘定取引
のためのものだったと指摘した。→ ranking
また、ゴールドマンが組成に関与した住宅ローン関連の債務担保証券(CDO)
アバカス
にかかわる支払いが大部分を占めていたことも明らかにしたが、両者の関係について明確に特定されていないという。
→ ranking
« 原油先物相場は反落し、8週間ぶり安値 | トップページ | 中国人民元は対米ドルで17年ぶりの高値近辺で推移 »
「One MileStone」カテゴリの記事
- 世論操作の手法で支持率の回復は無理な話だろう(2021.01.06)
- 韓国大統領の不支持率は6割越え(2021.01.05)
- 頭が狂った評価(2020.06.03)
- 観光産業への打撃はまだまだ続きそうだ(2020.05.18)
- 新型コロナウイルス対策に78億ドル(約8400億円)を充てる緊急歳出法案(2020.03.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント