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2011年6月14日 (火)

予想が裏目に出れば最悪

 米国の著名なファンドマネジャーである
   ブルース・バーコウィッツ
   ケネス・ヒーブナー
   ビル・ミラー

の3氏は、今年はファンドの運用成績で最下位争いを展開しているという。
 景気拡大予想が裏目に出たのが背景だ。ranking

 米国の投信調査会社モーニングスターのデータによると、バーコウィッツ氏が運営する
   フェアホルム・キャピタル・マネジメント
ヒーブナー氏の運営する
   キャピタル・グロース・マネジメント
ミラー氏が運用する
   レッグメイソン
などののファンドは2011年、大型の米国における分散型投資信託の中でパフォーマンスが最悪となっている。
 3ファンドの6月9日までの運用成績はマイナス11-12%となり、一方、S&P500種株価指数は3.4%上昇している。
 特定のファンドマネジャーは、これまで良い成績が続いていたことで、常に市場より一歩先にいると見なされているが、上昇将軍は存在するものではない。

 キンネル氏は3氏は、資金の振り向け先を少数の業界に絞ることで知られており、この戦略では、投資が成功すれば市場平均を上回る利益が出るものの、うまくいかなければ多額の損失を被る。ranking

 なお、バーコウィッツ氏とミラー氏は金融株の回復を見込み、ヒーブナー氏は自動車株の好転を予想し集中投資をしたようだ。
 ただ、 S&P500種株価指数の構成24業種のうち、金融株と自動車株は年初からのパフォーマンスが最悪となっている。
 また、住宅市場の低迷や住宅ローン差し押さえ手続きなどをめぐる訴訟、新たな手数料規制で銀行の利益が圧迫されるとの懸念から、米金融機関銘柄で構成するKBW銀行指数は10%下落している。 ranking

  

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