予想が裏目に出れば最悪
米国の著名なファンドマネジャーである
ブルース・バーコウィッツ
ケネス・ヒーブナー
ビル・ミラー
の3氏は、今年はファンドの運用成績で最下位争いを展開しているという。
景気拡大予想が裏目に出たのが背景だ。→ranking
米国の投信調査会社モーニングスターのデータによると、バーコウィッツ氏が運営する
フェアホルム・キャピタル・マネジメント
ヒーブナー氏の運営する
キャピタル・グロース・マネジメント
ミラー氏が運用する
レッグメイソン
などののファンドは2011年、大型の米国における分散型投資信託の中でパフォーマンスが最悪となっている。
3ファンドの6月9日までの運用成績はマイナス11-12%となり、一方、S&P500種株価指数は3.4%上昇している。
特定のファンドマネジャーは、これまで良い成績が続いていたことで、常に市場より一歩先にいると見なされているが、上昇将軍は存在するものではない。
キンネル氏は3氏は、資金の振り向け先を少数の業界に絞ることで知られており、この戦略では、投資が成功すれば市場平均を上回る利益が出るものの、うまくいかなければ多額の損失を被る。→ranking
なお、バーコウィッツ氏とミラー氏は金融株の回復を見込み、ヒーブナー氏は自動車株の好転を予想し集中投資をしたようだ。
ただ、 S&P500種株価指数の構成24業種のうち、金融株と自動車株は年初からのパフォーマンスが最悪となっている。
また、住宅市場の低迷や住宅ローン差し押さえ手続きなどをめぐる訴訟、新たな手数料規制で銀行の利益が圧迫されるとの懸念から、米金融機関銘柄で構成するKBW銀行指数は10%下落している。 →ranking
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