ユーロ圏 10月のインフレ率と失業率
ユーロ圏では10月のインフレ率が
前月比横ばい
となり、低下の予想に反した結果となり、3年ぶり高水準を維持した。
また、9月の失業率が上昇し、欧州中央銀行(ECB)の景気刺激への取り組みは一段と複雑になりそうだ。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した10月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は
前年同月比+3%
に上昇、2008年10月以来の高インフレだった9月と同水準となった。
同時に発表された9月の失業率は
10.2%
と市場予想に反して上昇し、8月の
10.1%(改定前=10.0%)
を上回り、11カ月ぶり高水準に達した。
ECBは今月初め、政策金利を1.5%から引き下げるよう求める圧力に抵抗し
ユーロ圏の財政危機との闘い
で非伝統的措置の拡大を選択した。
11月1日就任のドラギ新総裁の下で初めての
ECB定例政策決定会合
は同月3日に開催される。
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ひとこと
スタグフレーションとも呼ぶべき状態に陥りつつあるようにも見える。
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