2つの選択肢
欧州の財務相らはブリュッセルで2日目の協議に入った。
ギリシャから欧州域内に広がりを見せている債務危機を封じ込めるため、財政難に苦しむ
ユーロ圏の国債
を域外の投資家に購入してもらう
基金の設立
を検討していることが明らかになった。
・ イルミナティ 世界を強奪したカルト
・ 300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!!
この基金設立の構想と併せて
欧州金融安定基金(EFSF)
を活用して融資能力を現行の
4400億ユーロから引き上げる構想
の2つが選択肢として検討されている。
デヤーヘル財務相(オランダ)はEFSFを
民間の資金
によってレバレッジするという基本原則は全員の賛成を得ている。
然しながら、どの程度うまく行くかが不透明であり、どのくらいの資金を集められるのか、検討していると記者団に述べた。
新たに浮上してきた選択肢では
特別目的投資事業体
を創設して発行および流通市場で国債を購入するという内容で、域外投資家や政府系ファンド(SWF)の資金を呼び込むことを狙っている。
もう一つの選択肢は、EFSFが
債務保証
を行うことで実質的に融資能力を拡充しようとするもので、ドイツが支持していた提案という。
ただ、フランスがこの提案では不十分だとして、EFSFに
銀行業免許
を与えて欧州中央銀行(ECB)から借り入れできるようにする案を推していた。
意見対立が表面化し妥結が不明かする仲欧州株価が下落傾向を強めたため、フランスが譲歩して同案は後退した。
ひとこと
信用不安の再燃が懸念され拡大する気配すらある情況だ。日本を考えれば震災復興に資金が必要であるが、支出を抑制して対処しようと言うような愚策を取ろうとしている。
保有する米国債券等を元に特別目的投資事業体を設置しファンドを発行すれば負担を最小限にして、死に金になっている為替介入で手にした資金の活用が出来る。
日本経済を回復させる意図が無いような愚策を政権が継続させ野党も同様な対応に終始しているが、ほとんど国賊としかいえない者が政治家というより政治屋に成り下がっている。
EU財務相会合は22日午前の協議で、銀行資本強化を話し合った。
メルケル独首相とサルコジ仏大統領が同日遅くに再び首脳会談を開いた後、両首脳にトリシェECB総裁、ファンロンパイEU大統領、欧州委員会のバローゾ委員長とレーン委員(経済・通貨担当)、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が参加した拡大会合に移行する予定と見られる。
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