住宅差し押さえ件数が増加(米国)
米国の銀行が7-9月(第3四半期)に差し押さえた住宅は1年ぶりに前期比で増加した。
なお、手続きの不備で
未処理だった物件
の差し押さえが開始したのが背景という。
全米抵当貸付銀行協会(MBA)が17日発表したリポート
第3四半期に新たに差し押さえとなった物件は
住宅ローン全体の1.08%
で前四半期の0.96%から増加した。
銀行が内容を把握せずに書類に署名する
ロボサイニング
と呼ばれる行為について当局が調査を始めた2010年第3四半期以降、差し押さえ比率は低下が続いていた。
複数の大手米国の金融機関は昨年末、大量の差し押さえ申請を処理する間、一時的に差し押さえを中止した。
↓ 参考になったらクリックをお願いします。 ↓
ひとこと
米国住宅市場へのマイナス要因にもなるが、相場の底値を固める流動性が増加してくるだけでは景気後退が止まらない。
ニューディール政策のような直接的な経済対策による需要喚起が必要だろう。間接的な金融政策では、無理がある。
« 眼高手低 | トップページ | 新興市場資産の需要が冷え込み »
「気になる指標」カテゴリの記事
- 消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善(2019.05.29)
- 米国では7月、雇用者数の伸びが前月から鈍化 (2018.08.05)
- 18年1月―2月のサービス貿易総額(2018.04.02)
- 1月の中古住宅販売件数は、市場予想に反して前月から減少(2018.02.22)
- 5月の米生産者物価指数は前月比ほぼ変わらず(2017.06.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント