欧州の債務危機は一つの国家集団では解決できない段階
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は15日、欧州の債務危機は
一つの国家集団では解決できない段階
にまで拡大しており
低所得国であれ、新興国、中所得国、あるいは超先進国
であれ、世界の中で今回の危機の影響を受けない国など存在しない。
危機は進行しているだけでなく、誰もが
何か貢献しなければならないような段階
にまで深刻化しつつある。
国際社会が協調しなければ、経済的観点からは後退、保護主義の高まり、孤立といったリスクが生じ、世界は
第2次大戦突入前の1930年代と同様の状況
に直面すると指摘した。
その上で、現時点では
危機の中核から始める必要
があり、それは明らかに欧州諸国、特にこの通貨同盟に参加しているユーロ圏諸国だと話した。
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ひとこと
過去は工業製品の原料と消費地を求めての争奪戦が発展し経済ブロック化を強めた結果大規模な戦争を誘発させた。
ただ、その後の経済発展を考えれば大きく市場が拡大したことには違いないが、戦争で勝利した国の利権は隅々まで広がっており、今回の債務危機等において支援が必要であるとしても過去の利権を手放すことなく支援を受けようとする姿勢に対してはアヘン戦争やポエニ戦争などの後、過去植民地として搾取され続けた新興国の資金を当てにすることは出来ないのが筋だ。
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