11月の貿易収支統計(米国) 赤字幅が拡大
商務省が発表した昨年
11月の貿易収支統計
によると、財とサービスを合わせた貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み)は
478億ドル(前月比+10.4%)
に拡大、昨年6月以降で最大となった。
なお、前月は433億ドル(速報値は435億ドル)だった。
事前の市場予想では450億ドルであった。
国内総生産(GDP)の算出に使用されるインフレの影響を控除した実質財収支は
475億ドルの赤字
となり赤字幅は前月の440億ドルから拡大した。
なお、7-9月(第3四半期)の平均は460億ドルの赤字。
米国の貿易赤字は11月、市場予想を上回る拡大となった。
輸出が減った一方で、輸入が原油や自動車を中心に増えた。
石油製品を除いた貿易赤字は
201億ドル(前月 191億ドル)
に拡大した。
自動車の輸入は8億1600万ドル増えて、223億ドルとなった。
輸出は0.9%減の1778億ドルで消費財が過去最大の157億ドルに伸びたものの、全体では落ち込んだ。
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ひとこと
ブラックフライデーの小売売上高が好調であった影響もあり、輸入消費財の多くが中国等からであり米ドルの下落が響いたのだろう。
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