ギリシャの財政再建努力をEU首脳らから称賛?
欧州連合(EU)の
ファンロンパイ大統領
は1日、ブリュッセルで記者団に対し、ギリシャの財政再建努力が
EU首脳らから称賛
されたと語った。
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ひとこと
手続きにこだわる欧米首脳の発言で、非難の拡大を避ける意味からのものであり、増税を強いる自国民向けのものでしかない。
ギリシャの財政状況を見れば根本的な解決には至っていないのは明らかであり、単にユーロ崩壊の瀬戸際からほんの少し離れただけで、谷底までの地面は平らではなく谷に向かって傾斜していると言うことを忘れている。
こうした経済の傾斜を回復させ逆向きの傾きにするには、財政支出の抑制で解決すると思うのは間違いであり、まもなく税収が大きく減少するのは目に見えている。
2011年のGDPは対前年で6%減少しており、消費市場への資金投入が無ければ今年も同様かそれ以上のGDPの低下を引き起こすだけだ。
システムにこだわりすぎている欧米の政治家ではこうした経済危機は解決できないのは明らかだ。
日本も欧米の意思に沿った形で財政の健全化という幻を追い求めているが、国民負担を強いて行政機構をずたずたにして混乱を拡大させることがわかっていない。
日本の国力を低下させ経済の活力を奪う動きに出ている欧米のたくらみに乗った政治家とメディアの罪は大きい。
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