シリア問題におけるロシアの3つの思惑
ロシアの世界経済国際関係研究所(IMEMO)の中東専門家である
ゲオルギー・ミルスキー氏
は、ロシアはアサド大統領が統治し続けることを望んでいるが、同時に、どのような結果になっても問題がないよう手はずを整えていると述べた。
また、ロシアがアナン氏の和平案を支持しているからといって
アサド大統領を見捨てたわけではない
と指摘した。
その上で、数カ月前なら、ロシアの当局者は
シリアの反体制派
が鎮圧され、すぐに事態が収拾すると言うだろうが、今では彼らも確信が持てないでいる。
ロシア当局はアナン氏のパートナーとして
国際世論
を形成する一員として見られたいと強く望んでいると続けた。
なお、ロシアには3つの思惑があり
1つ目は、リビアの件で米欧に罰を与えること。
2つ目は、ロシアの外交力は無視できないということを示すこと。
3つ目はシリアにある自国の海軍拠点を守ること。
と考えられる。
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ひとこと
ロシアの権益の確保が最重要課題だろう。
シリアにあるロシア海軍の施設などの権益が確保される政権を支援する動きは戦略的な意味を考えれば需要だろう。
NATO軍がトルコや中東に駐留する
軍事施設とクロスしたポジション
に当ることから戦略的に自国の権益を崩す様な政権、特に、サダム政権後においてはイスラム政権の成立は望まないだろう。
ヘイリー・ウェステンラ
(Hayley Westenra 、1987年4月10日 - )
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