火中の栗を拾う意味は無い
20カ国・地域(G20)は2年にわたる
欧州の債務危機
が世界の成長をなお脅かしていると警告、欧州各国政府に対しては債務危機解決に向けた責任が依然として彼らの側にあると指摘した。
G20財務相・中央銀行総裁会議が20日にワシントンで開催される。
国際通貨基金(IMF)や米国に続き
カナダとオーストラリア
の財務相も
スペインに波及している混乱の沈静化
への取り組みを強化するよう欧州に圧力をかけた。
メディアが入手した同会議の声明草案によると、G20は
世界経済の足かせとなる要因
として最初に欧州を挙げている。
ラガルド専務理事(IMF)はIMFの資金基盤強化で
約3200億ドル(約26兆円)
の拠出表明があったことを歓迎した。
しかし、IMFは緊急支援を果たすだけで、欧州は自衛し、経済成長を引き上げ、債務削減を実施しなければならないと訴えた。
イタリアとスペインの国債価格は19日
危機が悪化しつつある
との観測から下落した。
欧州は先月、自らのファイアウォール(防火壁)を8000億ユーロとすることで合意したが、カナダのフレアティ財務相はそれだけでは足りないと指摘した。
同相はIMFの
資金基盤は十分
であり、欧州がさらに多くの措置を講じるべきだとして、ガイトナー米財務長官とともに追加拠出を拒んでいる。
また、豪州のスワン財務相も、重要な改革が欧州の混乱の波及リスクを最小化する上で引き続き必要だ」との声明を発表している。
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ひとこと
日本が板ばさみになり金だけ出させられ、支援に対する評価は低くなる構図になっており、火中の栗を拾う意味は無い。
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