日本は欧州の財布か?!
主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁は
5日の電話会議
でスぺインとギリシャが
財政を維持可能な軌道
に乗せる問題を取り上げ
欧州の金融危機への対応で協調
することに同意したと、安住淳財務相は電話会議後に東京で記者団に述べた。
同財務相は欧州各国の当局者らは
問題解決の取り組み
を加速させる意向を示したとし、日本もできることがあれば協力すると語った。
米国財務省は電子メールで、G7の財務相と中銀総裁は
世界経済と金融市場の展開
欧州の金融および財政統合
に向けた前進を含め検討されている政策対応について協議したことを明らかにした。
ギリシャのユーロ離脱の可能性は議論されなかったと付け加えた。
月内にメキシコで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合やギリシャの再選挙を控えて、ドイツのメルケル首相はユーロ圏内外から危機解決への一層の尽力を求められている。
欧州の信用不安でユーロ安の影響が世界経済にも及びつつある中で、スペインは5日に初めて、銀行システムの建て直しに向けた支援を訴えた。
オバマ米大統領は1日、5月の米雇用統計で雇用者数の伸びが1年ぶりの低水準だった後に
大西洋を越えて米国へとやってくる雲
の解消に向けて欧州当局は十分な行動をしていないと苦言を呈した。
スペイン銀行の資本強化
スペインのモントロ予算相は5日、スペインの銀行の資本強化に欧州が資金を提供することを呼び掛けた。
また、スペイン国債のドイツ国債への利回り上乗せ幅について
スペインの資金調達能力
に疑義を抱かせるものだと主張した。
また、同国のラホイ首相は1日に、財政と銀行システムに関する権限の一部を欧州の枠組みの下に移管することを提唱している。
ドイツ連邦銀行(中銀)の当局者は
ユーロ圏危機の解決
に向けて真の財政統合への進展が不可欠だと述べた。
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ひとこと
日本の権益を守る義務がある閣僚だが、交渉のタフさが欠如している感じだ。
日本の国益を守るために出資する場合の条件設定や、出資する前に欧州連合が対応すべき支援の枠組みなどが出来ていないための努力を促すことすらしておらず、使い勝手意のいい財布代わりの国家に成り下がってしまっている。
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