住宅回復の厳しさが継続 6月の米新築住宅販売は前月から大きく減少
米国商務省が発表した6月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は
35万戸
と前月比-8.4%の大幅減少となった。
事前のエコノミスト予想では37万2000戸だった。
ただ、前月は38万2000戸(速報は36万9000戸)に上方修正された。
新築住宅販売価格の中央値は
23万2600ドル(前年同月比-3.2%)
となった。
新築住宅の販売在庫は6月末時点で14万4000戸と、前月とほぼ変わらず。
販売に対する在庫比率は4.9カ月と、ほぼ7年ぶりの低水準を記録した前月の4.5カ月からは拡大した。
地域別では全米4地域のうち2地域で販売が減少した。
特に北東部では60%減と、過去最大の落ち込みを記録している。
なお、南部では8.6%の減少だった。
ただ、中西部と西部では販売が増加した。
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ひとこと
住宅販売も販売価格の上昇が起きなければ買い替え需要や投資対象として資金の流動化がないため、量的には限界だろう。
景気回復の足取りが重いのも気になるところだ。
賃金上昇や雇用環境の改善も必要なことも回復の道筋を明示していくためには必要だろう。
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