フィラデルフィア地区連銀 9月の製造業業況指数
フィラデルフィア地区連銀が20日発表した9月の製造業業況指数は
マイナス1.9
(8月 マイナス7.1)
に改善、エコノミスト予想のマイナス4を上回った。
マイナス幅が引き続き縮小したことで
製造業部門が安定化
している可能性もあるとみられている。
新規受注はプラス1.0(8月 同5.5)に上昇、業況指数と共に4月以来の高水準となった。
向こう数カ月については各企業とも一段と楽観的で、6カ月先の業況見通しは、1月以来の高水準となる
プラス41.2(8月 同12.5)
に上向いた。
一方、従業員数はマイナス7.3(8月 同8.6)に小幅改善した。
また、週平均労働時間もマイナス7.3(8月 同14.6)に改善した。
ただ、出荷はマイナス21.2(8月 同11.3)大幅に悪化した。
この指数はゼロが判断の分かれ目となり、ゼロを下回れば縮小を表す。
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ひとこと
フィラデルフィア地区の経済指標は大底を売って反転して景気が拡大していくことを予想する人が大幅に増えているということであり、消費がこうした期待感を繁栄して拡大すれば大統領選挙と相乗効果を引き出し一気に回復するかもしれない。
ただ、業況改善は好材料となっているものの、他の地域の調査ではこれまでのところ、第3・四半期に製造業活動の伸びが鈍っていることを示しており景気回復の方向性に対しての米国民の意識はまだ斑模様だろう。
なお、雇用関連指数は改善したものの、依然マイナスの状態が続いており、この数値がプラスにならなければ回復は本格化しない。
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