メルケル首相 ESM批准でドイツ議会の発言権 を保持出来るか
ドイツの連邦憲法裁判所は12日、恒久的救済基金である
欧州安定化メカニズム(ESM)
の批准を条件付きで承認した。
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メルケル首相は連邦議会(下院)での演説で
憲法裁判所の判断
についてドイツと欧州にとって良き日だと述べた。
ドイツは今日、欧州の経済大国と信頼されるパートナーとして
堅い決意で責務を果たす
という強いメッセージを、欧州と世界にあらためて送ったと続けた。
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首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)幹部の
ミヒャエル・マイスター議員
は憲法裁判所が
ドイツの負担に上限を設定
することと
基金からの支払い
について
ドイツ議会の発言権
を保持することを条件に、ESM批准を認めたと説明した。
この判断はわれわれの政治的意思に沿ったものになったと述べた。
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ただ、ギリシャに対する
救済プログラムの延長
については未定で、スペインは
支援要請を躊躇
している。
12日の裁判所判断を受けてメルケル首相のドイツ国内の救済反対派に対する立場は改善した。
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