ユーロが米ドルに対して続伸
NY時間、外国為替市場では、ユーロが米ドルに対して続伸した。
スペインのラホイ首相は救済要請は差し迫っていないと言明したものの、スペインがいずれ救済を要請するとの観測は依然として根強くリスクマネーが膨らんできた。
(スペインは支援に関する条件でECB等とすり合わせを行っていると考えるのが適当だろう。)
日本の当局が円高抑制の措置に動く可能性が警戒され、東京時間に買いが入った円は主要取引通貨の大半に対して下落する動きが出た。
欧州中央銀行(ECB)の政策会合を4日に控え、スペイン債が値上がりし、ユーロは主要通貨のほとんどに対して上昇している。
南アフリカ・ランドは対ドルで3日ぶり上昇した。
一方、豪ドルはオーストラリア準備銀行(中央銀行)が予想に反して
政策金利を引き下げたこと
が手掛かり米ドルに対し3週間ぶり安値に下げた。
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ひとこと
ECBから支援し金を借りる場合の条件の摺り合わせが行われているためにスペインが支援要請を先送りしているのだろう。
突然の豪中央銀行の金利引き下げは国内政治の影響が反映しているためで、選挙対策の一環でしかない。
資源開発資金が流入し雇用を拡大させたが、1960年代にオランダで大量の天然ガスが発見され、そのことがオランダに大量の外貨流入とそれによる実質為替レートの増価をもたらし、国内の製造業の国際競争力が損なわれた事例を教訓とし手先手を打った形だ。
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