逆金利でスイスフランは急落
外国為替市場では、スイス・フランがユーロに対して約3カ月ぶりの安値まで落ち込んだ。
スイス系金融機関
クレディ・スイス・グループ
が金融機関顧客のフラン建て現金決済口座に課す
マイナス金利
の幅が最大1%との関係者の発言が伝わり、フランは主要16通貨全てに対して下落した。
クレディ・スイスは3日に、マイナス金利を課す方針を明らかにしていた。
スイス国立銀行(中央銀行)は2011年9月以降、フランの対ユーロ相場に
1ユーロ=1.20フランの上限
を設定しフラン高の抑制を試みている。
フランは11年8月9日に対ユーロで過去最高の1.008フランとなり、中銀が1.20フランの上限を設定した。
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ひとこと
預貯金の金利がマイナスであれば資金がフランから他の国に流れ出す可能性が高い。
これでは金融機関の存在価値が無くなり信用力が低下し、今後の資金の手当てが出来なくなるだけであり長続きしない方策だ。
日本の金融機関はこうした手法は取るべきではない。
日本の金融機関は保有する日本の国債を海外投資家に売り込み外貨を稼ぐ算段を早急に行う必要があるのは明らかだ。
今は円高だが、円安に動き始めた場合を考えれば国内金利が急激に上昇する可能性は経済状況から考えれば遅れるため、保有する国債の価値が輸入物価の上昇でインフレが加速するため、急激に価格を落としていく可能性が高い。
保有する国債の流通面での価値が低下する前に、円通貨資産は処分すべきだろう。
こうした動きを強めれば円安を加速させることが出来る。これにより為替差益が急増する可能性が高い。
円を求める海外投資に対しては、国内の預金者の保有する円資産を外貨に振り替える取り組みで対応するような形で外貨ベースの外債等を組み込んだファンドを販売して円通貨を確保してスワップすれば良い。
日本政府はは国債を償還することはせずに、さらに400兆円程度増発してやれば、国別の格付けが大幅に低下し円売りの口実を海外投資家等に与えるため、視点を変えればこうした環境を作ることで国力が急激に増加させ国民資産を膨らませることが可能となる。
日銀に国債を引き受けさせるようなことを発言する政治家が首相になったとしても経済は回復しない。
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