財政健全化を景気回復まで先延ばし(英国)
英国のオズボーン財務相は5日、議会での演説で、予算責任局(OBR)の予測を引用し
経済成長率
が今年マイナス0.1%、来年はプラス1.2%になるとの見通しを示した。
なお、3月時点では今年に0.8%成長後、2013年には2%に成長が加速すると見込まれており下方修正した。
財政健全化については
債務の国内総生産(GDP)比率
を15年に低下させ始める目標だったが、当初の想定である2017-18年度まで取り組みを1年延長し長期化するとの認識を示した。
財政赤字は今年度の1203億ポンド(約16兆円)から16-17年度には567億ポンドに縮小すると見込まれている。
一連の景気支援策も明らかにした。
なお、これには法人税率を1ポイント追加で引き下げる措置も含まれている。
現行24%の法人税率は、2014年には21%となる。
税率引き下げを可能にするため、銀行のバランスシートに課す税率を0.088%から0.13%に1月から引き上げる。
一方で、光熱費上昇で収入が圧迫されている家計を支援するため1月に予定していたリットル当たり3ペンスの燃料税引き上げは見送った。
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ひとこと
消費抑制となるような政策を実施しないのが政治家の役目だ!!
国力を削ぎ、国民の資産を増やすことなく単に右から左にお金を移すような政治では経済が良くなる可能性は皆無で国民の豊かさが向上することは無い。
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