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2013年1月27日 (日)

誇大妄想的な言葉の羅列 北朝鮮が「実質的で明確な国家的重大措置」を取る決意を表明??

 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は27日、金正恩第一書記が朝鮮半島の
   外交・安全保障問題
を議論する会合で
   「実質的で明確な国家的重大措置」
を取る決意を表明したことを伝えたが詳細な内容は報じていないため不明だ。

 

 北朝鮮では先週、国連の制裁強化の決議を受けて核実験を実施すると警告していた。

 米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)の研究グループがウェブサイトに公表した分析結果によれば、北朝鮮指導部が命令すれば、数週間以内に核実験を実施できるように準備作業が進んでいる状況にあるという。

       

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ひとこと
 今回の国連の制裁強化の決議には中国とロシアが賛成に回っており、全会一致となっている。
 崖っぷちの外交も終焉を迎えているのは明らかだ。

 世代交代が進んで金正恩第一書記の周辺に次世代の幹部に入れ替わったとしても、所詮、軍閥政治の集合体であり、軍閥の氾濫を抑制する為に軍用車両の移動を困難とするために燃料の供給が制限されている。

 大規模な反乱が起きないのも、こうした軍用車両の移動が困難となっている状況があるからだけだろう。
 それぞれの軍団が心底「金王朝」を支援してきたとはいえないため、軍事行動を起こす為に軍用車両用の燃料を渡せば暴発して内部で分裂するのは明らかだ。

 核実験を強行すれば中国がまた、原油のパイプラインや橋、鉄道を修理する名目で物流を停止する可能性が高い。
 核兵器を北朝鮮が保有すればロシアのウラジオストックや中国の北京への攻撃が可能になる点を考えれば軍事クーデターを起こさえ、軍閥の共同統治に移行する可能性も高い。

 

飢えた難民が北朝鮮から周辺国に流れ出すリスクで莫大な費用負担が生じることを考えれば、可能性としてはクーデターを起こさせるのが一番安価だろう。

 
 

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