F35のエンジン部品に亀裂 飛行を暫定停止(米国防総省)
米国国防総省は22日、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地でのエンジン検査で複合軍事産業
ロッキード・マーチン
の戦闘機
F35ジョイント・ストライク・ファイター
のテスト機のエンジンの
タービンブレード
に亀裂が見つかったことから原因追及のため飛行を暫定的に停止したことを明らかにした。
発表資料で、今回の飛行停止は調査完了までの間の
「予防的措置」
であり、亀裂の原因は判明していると説明した。
なお、日本政府は2011年12月20日に開催された安全保障会議(議長・野田佳彦首相)と閣議で、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)として、米国主導で国際共同開発中の最新鋭ステルス戦闘機F35を導入すると正式決定した。
しかし、日本政府が米国から2017年3月末までに引き渡しを受ける次期主力戦闘機F35Aの最初の4機の性能が
防衛省の要求を満たさない
ことが米国防総省の年次報告書で明らかになっている。
F35Aが搭載予定の最新ソフトウエア「ブロック3」には
短射程空対空ミサイル
などを装備できる最終型のF型と、同ミサイルが搭載できないI型の2種類がある。
しかし、日本へ引き渡す機種に搭載されるソフトウエアは、「ブロック3I」と明記。
これでは至近距離での対空戦に不可欠の短射程空対空ミサイルを装備できず、実戦配備不能の低級品で、実戦向けではなく訓練用とされる前段階の「ブロック2A」と同程度の性能にとどまる代物だ。
なお、F35の機体に多数亀裂が生じる恐れがあり対応に莫大な金額と時間が必要とされている。
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ひとこと
新型飛行機にはつき物のトラブルかもしれないが、F35は民主党政権で次期戦闘機の候補としたが、防衛省の要求を満たさず練習機程度のポンコツを買うことを決めてしまっている。
本来、国防を考えれば実戦配備が遅れる可能性が高いF35よりも欧州ユーロファイタータイフーン (Eurofighter Typhoon)を選定すべきだっただろう。
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