米国の大手銀行に債務リスクが拡大、対応強化が必要
米国連邦準備制度理事会(FRB)の
タルーロ理事
は、22日、ニューヨークでのシンポジウムで、大手銀行は
非預金債務の取り付け騒ぎ
のリスクにさらされており、金融規制当局はこうした
リスクの抑制
への取り組みを強化する必要があるとの見解を示した。
こうした脆弱性は、慎重に監督されている大手銀行、すなわち
大き過ぎてつぶせない銀行
と、より広い金融システムの双方に関与すると発言した。
金融機関のバランスシートの負債はこれまで改革政策でほとんど問題にされていなかったと指摘した。
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ひとこと
インフレになれば保有する債券の価値が下落する。また、米ドルの上昇によっても海外資産の価値が低下してしまう。これによりバランスシートの悪化は避けられなくなる。
日本の場合は逆の動きになるが、国内の金融機関がしこたま溜め込んだ預貯金を日本国債に投資し企業への融資や海外資産への切り替えを進めてこないところは苦しくなるだろう。
また、リーマンショック直後のモラトリアムも3月末で終了するため、本来潰れるべき企業の延命措置により10万社程度の企業が生き残っており大規模に倒産が起こりかねない。
ただ、景気が回復する動きが強まればこうした企業から出てくるいつ業者の吸収は可能だ。
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