株価上昇を見込むポジションを減らしショート・ポジションを増やした
2008年9月に
リーマン・ブラザーズ・ホールディングス
が経営破たんする前から同社株を空売りしていたことで知られるヘッジファンド運用者の
デービッド・アインホーン氏
が会長を務める
グリーンライト・キャピタル再保険
が主催した20日の電話会議で、米国株式相場が5年ぶり高値を付ける一方で
経済成長が止まった
ため、われわれはロング・ポジション(買い持ち)で利益を得ており、株価上昇を見込むポジションを減らしショート・ポジション(売り持ち)を増やしたと語った。
アインホーン氏によると、ポートフォリオに占めるロング比率はショート比率を年初時点で0.39ポイント上回っていたが、1月末時点ではその差は0.29ポイントに縮小した。
なお、グリーンライト再保険が昨年、ロング・ポジションを取って利益が出た銘柄には
アップル
ゼネラル・モーターズ(GM)
スプリント・ネクステル
が含まれるという。
グリーンライト再保険のポートフォリオの昨年のリターンはショート・ポジションが昨年の運用成績に打撃を与えたためプラス7.1%にとどまり、米国株や社債の買いに出遅れているようだ。
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ひとこと
相場の流れを読む場合、時として思うがままに読みと流れが一致することがある。ただ、これも常にかといえば、少しずつ歪が出てきてしまうことも多い。
相場観が相場の流れから乖離していることに気づくのが遅れ破滅する相場師は過去幾多もあった。
常勝将軍などの末路は世間に知られないまま消えていく哀れな人が多いのも事実た。
やはり、勝つことで驕りが出てしまうのだろう。
お金の額が大きくなれば損害も大きくなることが多いため、大半を失った場合の再起は不可能となり失意のうちに市場から消えてしまっている。
名も無き投資家でも、驕りは禁物だ。
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