北朝鮮の核実験で国連安保理が緊急会合
国連安全保障理事会は北朝鮮が12日実施した
3度目の核実験
を受けて、緊急会合を開き、北朝鮮を強く非難した。
緊急会合は米東部時間12日午前から1時間ほど行われ、北朝鮮への対応が協議された。
なお、新たに制裁措置を講じるためには、北朝鮮との関係が深く、安保理常任理事国として拒否権を持つ中国の支持が不可欠となる。
安保理の議長国である韓国の
金星煥外交通商相
は全会一致で採択された北朝鮮の核実験に対する非難を読み上げた。
ライス大使は緊急会合後に記者団に対し
既存の措置
を強化するだけでなく、すでにかなり強力な制裁措置を拡大させることを目指すため、協議を始めると
発言した。
今後適切な行動を取るにあたり
銀行や金融機関
を制裁の対象とするのが「ふさわしいと考えていると述べた。
中国外務省がウェブサイトに掲載した声明によると
楊潔チ外相
は北朝鮮の駐中国大使を外務省に呼び、核実験について厳粛に抗議した。
北朝鮮は12日、国営の朝鮮中央通信を通じて
爆発力
の大きな、より
軽量で小型化された核弾頭
を地下で爆発させたとの声明を発表した。
韓国は北朝鮮の 咸鏡北道で午前11時57分にマグニチュード4.9の人工的な地震を観測、同国防省は、爆発規模が6-7キロトンで、前回2回の実験時よりも大きかったと の推計を示した。広島に投下された原子爆弾は約15キロトン。
安保理が北朝鮮への制裁強化の決議を採択してから3週間後の核実験強行は、金正恩第1書記が、困窮する自国経済の立て直しよりも、父親の故金正日総書記が 掲げた先軍政治を優先していることを示している。
今回の核実験は中国や韓国、米国の指導部・閣僚が交代する時期に行われた。
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