通貨高と家計の貯蓄拡大は豪州の良好なマクロ経済動向に必要不可欠
豪準備銀行(中央銀行)のロウ副総裁は19日、シドニーでの講演で
通貨高
家計の貯蓄拡大
はここ数年にわたり多くの企業に困難な問題となってきた。
然しながら、皮肉というべきことにこの2つの要因は豪州の良好なマクロ経済動向に必要不可欠だった。
そのおかげで豪州は経済の大きな不均衡を生み出すことなく、インフレ抑制に役立ち、一大投資ブームの中でも金利低下を可能にしたとの認識を明らかにした。
豪ドル相場は過去2年間の平均が1豪ドル=1.0380米ドルと、それ以前の20年間の0.7230米ドルから上昇した。
金融危機で消費者が慎重になり、豪州の貯蓄率は2006年1-3月(第1四半期)のマイナス0.1%から急上昇し2012年10-12月(第4四半期)に
10.1%
となった。
昨年12月までの1年2カ月で計1.75ポイントに及んだ利下げ について
為替レートの圧力の緩和
に役立つことを狙ったと説明した。
通貨高が経済の生産性上昇を現在けん引しているとも述べた。
ひとこと
資源開発計画では長期レンジの資金投入が必要だ。豪経済は国際資本の意のままに政策が遂行されている。海外から利権を求めて開発に参入しても、中国のごとく湯水のごとく資金が乾いた大地に吸い取られてしまう。
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