フォークランド諸島の石油開発で英国とアルゼンチンが火花
南大西洋にある英国領
フォークランド諸島
で、この地域で初となる商業油田が発見 され、人口2563人の同諸島に向こう25年間で
105億ドル(約9900億円)
に上る税収が入る見通し。
開発に伴い地元に投下される税収は、漁業と観光に依存するフォークランド諸島の経済を変化させる。
ただ、資源が乏しいアルゼンチンは再び領有権を主張しており緊張がさらに高まる可能性がある。
米国の大手調査会社エジソン・インベストメント・リサーチ(Edison Investment Research、EIR)によれば、発見されたフォークランド諸島北方の
シーライオン沖合油田
の生産が2017年に始まれば、フォークランド諸島の税収は年間で島民
1人当たり約16万ドル
に上る見通し。
この額は英国の上位1%の高所得者の税引き後所得に相当するという。
英国系石油開発企業
ロックホッパー・エクスプロレーション
(Rockhopper Exploration)
では、シーライオン油田に
3億5000万バレルの石油
が埋蔵されていると試算している。
フォークランド諸島では他にデザイア・ペトロリアム(Desire Petroleum)、アルゴス・リソーシーズ(Argos Resources)、ボーダーズ・アンド・サザン(Borders & Southern Petroleum plc)、フォークランド・オイル・アンド・ガス(Falkland Oil and Gas)などの計5社が採掘を行っている。
ひとこと
未採掘原油の権益を巡る活動が高まるとイデオロギーの対立を装ったベトナム戦争と同様に、別次元での軋轢からでも戦闘が起きるのは人の持つ欲望から噴出するのは過去幾たびも生じたことだ。
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