米ドルが対円で99円40銭近くに近接
NY時間、外国為替市場では円が対米ドルで下落し、2009年5月以来の1ドル=99円台前半まで売られ値を消した。
日本銀行の黒田総裁が先週打ち出した量的緩和による市場への資金投入など市場の予想を上回る大規模な金融緩和が円の一段安につながるとの観測が背景としてある。
円は主要16通貨全てに対して3営業日続落となった。
米ドルも対ユーロで4営業日続落している。
韓国ウォンは朝鮮半島で軍事的緊張が高まっていることが背景となり8カ月ぶり安値となっている。
ひとこと
円安の流れが予想よりもやや速すぎる感じだ。商品市場の価格下落特に、原油などエネルギーの価格低下が遅れており、円安の流れをやや抑制する必要があるだろう。国内産業特に素材関連やトラックなどの物流、電力やガスなど基幹部分の経営環境が圧迫されることが懸念される。
OPECや米国の国際資本等との対立軸にもなりかねないが、商品市場を冷やすために米国が昨年実施したように原油の戦略備蓄を削減する措置が必要だろう。
北朝鮮問題で軍事行動が起これば原油等が一時的に急伸するタイミングが最後のチャンスとなるだろう。
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