MFグローバル ・ホールディングス 破綻劇の幕が...
米国の商品・先物ブローカー
MFグローバル
が63億ドルの債券取引に失敗したことから、2011年10月31日に米国経済史上8位の経営破綻となった親会社
MFグローバル ・ホールディングス
は5日、債権者への返済計画で
最終的な承認
を受けたことにより裁判所の下での収束に道が開けた。
返済計画に反対していたJPモルガン・チェースなど主要な債権者とは5日の審理前に和解が成立したため、NYマンハッタンにある連邦破産裁判所の
マーティン・グレン判事
はMFグローバルの返済計画に反対する一部債権者の主張を退ける判断を示した。
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ひとこと
2007年6月15日にベアー・スターンズ証券が傘下のヘッジファンドのひとつが破綻したと発表後、サブプライムローン問題が拡大し、リーマン・ブラザーズの破綻に至るケースと同様、MFグローバル破綻は欧州通貨危機への流れを作った事件でもある。
MFグローバルの場合、経営陣の多くが商品先物取引の規制当局に登録されおらず、MFグローバルの破綻に関連して監督を怠った罪で経営幹部を告発できなかった。別の視点で見れば、監督責任を負えない経営陣に対し多額の報酬を与えてきたことが問題だった。
夢を追う、良い面ばかりだけを見せてもらっても最後は悪夢で終わる正夢であれば、実態が伴っていない虚飾の利益に踊らされ実利を奪われたに等しい。
MFグローバルのジョン・
(規制緩和を目論む悪党等の主張)
なお、MFグローバルは10ヶ月前の2010年12月、米国規制当局宛ての書簡で先物ブローカーは顧客資金の投資について規制強化を必要としていないと主張し規制の強化の流れを牽制していた。
出来事
隣国チュニジアのジャスミン革命の影響を受け、2011年2月、カダフィー大佐の退陣を求める欧州の影響を受けた大規模な反政府デモが発生、その後、内戦になり同年10月20日にシルトで処刑された。また、アップルコンピュータの設立者のスティーブ・ジョブズ氏がすい臓がんで10月5日に亡くなっている。
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