3月の米国の製造業耐久財受注 落ち込み
3月の米国の製造業耐久財受注は民間航空機の需要が大きく落ち込んだことを背景に7か月ぶりの大幅な減少となった。
商務省が発表した3月の製造業耐久財受注額 は
前月比-5.7%
に減少した。
前月は4.3%増(速報値は5.7%増)に下方修正された。
事前のエコノミスト予想では3%減だった。
変動の大きい輸送用機器を除く受注は3月に前月比-1.4%と減少、市場予想(同+0.5%)に反しマイナスとなった。
製造業は3月が弱かっただけでなく、2月も下方修正され第1四半期(1-3月)を非常に低調に終えた。
民間航空機の受注は48.2%減、自動車・同部品は0.2%増と、増加率は前月(4.7%増)から縮小した。
また、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は2月のマイナス(4.8%減)を補うには至らず0.2%増のプラスだった。
国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財の出荷は0.3%増と、前月(1.2%増)から伸びが縮小した。
ひとこと
財政支出抑制の影響が出ている。消費者の財布の紐が緩みかけている状態で市場に冷や水が掛けられたのと同じだ。
消費者の財布の中身が増えるような政治が行なわれなければ消費が拡大するわけがない。
薄利多売ばかりでは消費市場が拡大しても利益は低く企業耐力が低下するだけだ。
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