朝食は戦国時代に突入
日本マクドナルドの調査では、月1回以上外食を利用する人の割合は90%だが、朝食に限ると30%まで落ち込むという。
外食産業では外食市場における朝食の利用を高める戦略を強めている。
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは、朝食メニューの提供店舗を現在の約400店から年内に約1400店への拡大を目指すという。
3月には、ミスタードーナツとのコラボレーション店「モスド恵比寿店」を「イン ザ キッチン」に改装し、ビュッフェ形式のメニュー(580円)を用意した。
ロイヤルホールディングス運営の「ロイヤルホスト」は、マフィンに卵やホウレンソウをのせた
「エッグベネディクト」
などでボリューム感を訴えた戦略をとっている。
「朝マック」を展開している
日本マクドナルド
では、1月に300円の低料金セットメニューを発売したり、期間限定で1品を無料提供したりしている。
すかいらーくは「ガスト」で、年金生活の高齢者を狙い
トーストやピザと飲み物
などを組み合わせた300~400円の低価格セットを販売している。
こうした大手外食産業の攻勢に対し危機感を募らしている朝食利用者の多いカフェやサンドイッチチェーン側の迎え撃つ戦略
プロントコーポレーションは、1日から全国の
「カフェ&バー プロント」
で、フレンチトースト風のパンにカツを挟んだ「朝カツ」(230円)の販売を開始した。
サブウェイは15日から、食物繊維が豊富な小麦ブランを使用したパンに野菜を挟んだセット(290円)を投入。低カロリーメニューで差別化を図りたい考えだ。
ただ、喫茶店の多い愛知県ではコーヒー1杯の値段で飲食できる「モーニングサービス」というものがある。
店により、コーヒーに付けてくれるものは異なるが、多くはトースト、ゆで卵だ。
サービス旺盛な一宮市周辺や豊橋周辺、大垣から岐阜市にかけての喫茶店ではびっくりするくらいのサービスが行われている。(参考 ①、②、③)
朝食市場を支配したいとしても、地元の利用者を振り向けるような魅力を全国展開している店が行うことは不可能だ。
市場の利用者を増やしてくれれば、逆に、地元の喫茶店の魅力が際立ち、利用者の増加からより繁盛していくこととなり取り込むパイが拡がり地域の活性化が進むことになりよりよい経済循環が起こるだろう。
« 日本企業がベトナムに進出しやすい環境 | トップページ | イスラエル軍がシリアの軍科学研究センターをミサイル攻撃 »
「One MileStone」カテゴリの記事
- 世論操作の手法で支持率の回復は無理な話だろう(2021.01.06)
- 韓国大統領の不支持率は6割越え(2021.01.05)
- 頭が狂った評価(2020.06.03)
- 観光産業への打撃はまだまだ続きそうだ(2020.05.18)
- 新型コロナウイルス対策に78億ドル(約8400億円)を充てる緊急歳出法案(2020.03.06)
この記事へのコメントは終了しました。
« 日本企業がベトナムに進出しやすい環境 | トップページ | イスラエル軍がシリアの軍科学研究センターをミサイル攻撃 »
コメント