IMFの融資基準
国際通貨基金(IMF)は一部の借入国に対する
債務の持続可能性評価
がこれまで過度に楽観的であった可能性があり
債務再編の効率
を高める取り組みとして
融資基準を強化
すべきかもしれないと、IMFのスタッフが23日公表したリポートで提言した。
このリポートをまとめたIMFのエコノミストと法律専門家は、ここ数年の
ソブリン債再編
は「あまりに規模が小さく、対応の遅い」事例が多いと指摘した。
IMFは、再編の遅れを認めるよう他の公的部門債権者から圧力を受けるケースもあり、評価ルールの変更を検討する必要があるとした。
同リポートによれば、後から考えると、債務の持続性と市場アクセスに関するIMFの評価が時として楽観的過ぎていた可能性がある」と指摘した。
なお、20日に同リポートを精査したIMF理事会は別の声明で、スタッフに分析の継続を指示した。
ひとこと
IMFの構成国の思惑が錯綜し、融資時の基準が経済危機における基準の見直しの手枷足枷になったことを反省したものだろう。
ただ、基準の見直しが作為的で単なる経済的な問題ではなく、軍事戦略的な政治的意図の下で経済制裁を行った影響が直撃したギリシャやキプロスなどの状況を考えると単純に経済だけでドライな判断を行った場合の軍事バランスの激変までリスクを受け入れることが可能かは疑問が残るところだ。
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