短期市場の安定保持を表明、流動性逼迫は解消へ(中国人民銀)
中国人民銀行(中央銀行)は25日
短期流動性オペ
常設の融資ファシリティー
など複数の政策手段を駆使し、短期金融市場の安定を守ると表明、商業銀行に対して流動性管理を改善するよう求めたことなどで流動性の逼迫は和らぐとの見通しを示した。
人民銀上海支店の幹部
凌涛氏
が流動性危機は制御可能だと言明していた。
人民銀与信拡大ペースが経済成長率を上回る中で
李克強首相
は投機的な融資を中国の銀行システムから一掃しようとしている。
短期市場の金利を安定させるため、複数の金融機関に流動性を供給したとの声明を、25日にウェブサイトに掲載した。
翌日物レポ金利が先週、過去最高に跳ね上がって以降で初めて、中銀は逼迫緩和に向けた行動を公に確認した。
この発表の前においては、中銀が流動性供給を手控え資金が逼迫したことで懸念が広がり、株価は急落
上海、深圳両証券取引所
のA株に連動しているCSI300 指数は24日に弱気相場入りしていた。
25日の株価は荒い値動きとなり、上海総合指数 は一時、前日比5.8%安となった後、0.2%安で終了した。
ひとこと
投機と投資の境目の判断が難しい。市場に資金を流さないと資金ショートする企業が増加している。しかし、過度に流せばインフレが引起されるのも事実だ。市場経済と社会主義が同じ土俵に上がること自体が矛盾に満ちている。
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