オバマ大統領が会談で日中の緊張緩和を習主席に要請
パームスプリングス(カリフォルニア州 米)で米中首脳会談が開催された。
オバマ大統領と中国の習近平(シージンピン)国家主席は8日、パームスプリングス郊外の保養施設で2日目の会談を行い、首脳会談の日程を終えた。
会談後に記者会見したトム・ドニロン大統領補佐官(国家安全保障担当)によると、両首脳は7日に
沖縄県・尖閣諸島
を巡る日中対立についても協議した。
オバマ大統領は習主席に対し、日本との緊張を緩和し、外交的に話し合うことを求めた。
両首脳は、北朝鮮の核問題について
北朝鮮の非核化
を目標とし、核保有は受け入れられないことを確認した。
さらに、北朝鮮への制裁強化など具体的な措置を取ることで合意した。
習主席は、米国が主導する
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉
について、中国側への情報提供をオバマ大統領に求めた。
ひとこと
米国が第二次世界大戦以降に東アジアに構築した権益網を維持出来るかどうか。日本の政治家を見れば与野党ともに権益網の強化の支援を行うような方向への歩みが続いた。日本の権益の方向と多くは一致しており、これまでは問題が少なかった。
然しながら、中国経済の拡大が日本の米国権益網からの離脱を促し始めた。
北朝鮮の核問題は、日本の核武装を引起しかねないのが米中の共通認識だろう。日本も当然ながら北朝鮮が核武装すれば生存権の維持を考えれば核武装する権利がある。
中国政権の要望を聞かなくなった北朝鮮が、核武装するリスクは日米韓への脅威だけでなく、中国の北京が射程距離に入ると言う事実だ。例え、北京に向けて核ミサイルを発射するだけで中国国内の反政府活動が激発しかねないと言う力学が働くこととなるだろう。
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