イスラム過激派組織壊滅 に向けた掃討作戦
アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルアラビアが13日、エジプト軍がシナイ半島に潜伏し、各種テロ行為を続ける
イスラム過激派組織壊滅
に向け、掃討作戦を準備していると報じた。
大部分が砂漠と山岳からなるシナイ半島には、国際テロ組織アルカイダとの関連が疑われている。
ルカイダ系を示す“黒旗”を掲げるイスラム過激派武装組織「アンサル・アル・イスラム」や、モルシ前大統領の支持基盤「ムスリム同胞団」を生みの親とするパレスチナのイスラム根本主義過激派組織「ハマス」、レバノンのイラン系イスラム教シーア派過激派民兵組織「ヒズボラ」の活動家らが潜伏・活動していると見られている。
いずれも、イスラエルとエジプトの関係悪化を意図、イスラエル攻撃も見据えて勢力を温存しているとされる。
各勢力は過去、数多くのテロ行為を断続的に展開してきたが、7月初旬のモルシ政権崩壊後は、ほぼ連日、イスラエルやヨルダン向けのガスパイプライン爆破や、県庁舎、警察署、軍関連施設、検問所などを攻撃、治安要員の殺害を繰り返してきた。
掃討作戦に当たり、軍は武装勢力に降伏と投降を呼びかけ、パレスチナ自治区ガザとエジプト間にあるラファ検問所を閉鎖する。
掃討作戦の時期は、モルシ氏解放を求める同胞団によるデモ・集会をにらみながら、決定されるという。
エジプト軍は、同軍の必要以上の駐留を禁じている、イスラエルと締結したキャンプデービッド合意(1978年)をイスラエルとの合意の上で一時停止しており、開始は時間の問題と見られている。
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