豪 財政赤字の拡大を予想
オーストラリア政府は2日、経済成長が鈍化し、失業率が上昇するとの見通しを示し2013-14年度(13年7月-14年6月)の財政赤字が
301億豪ドル(約2兆6700億円)
に増加するとの予想から豪総選挙を控えたラッド首相の課題が浮き彫りとなった。
豪政府は今年度の成長率予想を
2.5%
とし、5月14日に想定した2.75%から下方修正した。
15-16年度に財政収支が均衡するとの見通しを撤回した。
ボーエン財務相は声明で
一次産品価格の想定
を上回るペースでの下落が法人税の見通し悪化につながったと述べた。
緩やかな成長鈍化見通しと、今後1年間に若干上昇が見込まれる失業率を踏まえ、豪政府は税収見通しの引き下げを容認する明確な判断を下したと説明した。
財務省の資料によると、財政収支の見通しは16-17年度が
40億豪ドルの黒字
で、5月時点の予想(66億豪ドルの黒字)から引き下げられた。
14-15年度は240億豪ドルの赤字を予想している。
15-16年度は5月時点で収支均衡を見込んでいたが、47億豪ドルの赤字に修正された。
失業率 は14年6月30日時点で6.25%となる見通し。
今年5月には5.75%と想定していた。
失業率が予想通りとなれば、この10年余りで最悪の水準になる。
ひとこと
失業率が低下しない。世界経済の回復基調が戻らなければ資源国である豪国内の産業での労働力吸収が上手く進まない。
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