経済予測のみに基づいて政策を変更することには慎重になるべき。
セントルイス地区連銀の
ジェームズ・ブラード総裁
は、14日、ケンタッキー州で講演、政策当局者らは
経済予測のみ
に基づいて政策を変更することには慎重になるべきだと指摘した。
政策当局の経済予測は過度に楽観的になることが過去に示されていると説明した。
なお、事前に用意されたスライドによれば、連邦公開市場委員会(FOMC)の予測は
ここ数年、過度に楽観的になる傾向
が出ているとし、この経験を踏まえると
予測のみ
に基づいて政策行動を取ることには
当然慎重になるべき
だと考えると続けた。
ひとこと
経済指標自体の価値をどの様に見て判断するかということだろう。所詮数値であるが、人の心理的な行動により表面化した結果を数値で表したものにすぎない。
背後にある心理的な方向性を表しはするが所詮は一部でしかない。この数値を過度に信用すると大きな誤りを生じることもよくあることだ。しかし、全く信じないのも問題だ。
揚げ足を取ることに長けたマスコミや経済学者、経済評論家などが明確に方向性を示せるかには疑問があり出来ることでもない。結果を待ってから過去に遡り、相手の判断を批難するのは容易いことだ。
実際、現在から過去を見るような者ばかりでは萎縮させる圧力を市場に加えるだけであり、経済活動の発展などない。
日本では、経済学者や経済評論家が未来を予想して外れても仕事にあぶれない。あるいはあぶれさせないといったメディアとの暗黙の約束があるようにも見える。
シナリオどおりの発言を求めるメディアの偏向報道が元凶だろう。
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