FRB次期議長の候補者はほかにも
米国ダラス地区連銀
フィッシャー総裁
はオレゴン州ポートランドでの講演後の質疑応答で、バーナン連邦準備制度理事会(FRB)議長の
後任候補者
について、「これまで挙がった名前が検討されている全員の名前ではない」と述べ、もっと多くの人材が検討されていることを明らかにした。
ただ、この情報源については明らかにしなかった。
同総裁はFRB議長職には「計り知れないほどの謙虚さ」と職務への献身が重要だと指摘したうえで、「気難しい人材は必要ない」と言明した。
ひとこと
FRB議長としての就任に必要な資質の中に謙虚さという要素を求めているが、何に対しての謙虚さなのだろうか。グリーンスパン元FRB議長がLTCMの破綻の際に実行した抗議は謙虚であったのだろうか。サブプライムローンが金融派生商品に仕込まれ世界中に売り込まれ、結果として約1800兆円にも上る損害を与えたことを誰も忘れてしまっている。
こうした損害を市場が受けたが、取引には売り手と買い手が存在しているゼロサムの社会だ。
約1800兆円にも上る損害の反対には同額の利益を手にした者が存在している現実がある。一体誰なのかマスコミは取材し追及すらしない。言い換えれば、追求できもしないといったのが真実だろう。
オバマ大統領は7月31日に民主党の下院議員に対し、FRB次期議長の候補者として
コーン前副議長
も加わっていることを明らかにし、候補者レースは
サマーズ元財務長官
イエレンFRB副議長
の一騎打ちではないと述べたとされる。
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