デービス王朝 知られざる偉大な投資家一族
半世紀にわたり、ウォールストリートで莫大な富を築き上げながら、その存在を世に知られることのなかった謎の投資家一族、デービス家。
本書はその投資哲学と劇的な人生を描いた1冊である。
内容は、バフェットとともに全米長者番付に名を連ねた初代と、運用実績ではピーター・リンチと肩を並べた2代目デービスの話を中心に描かれている。
お金持ちに共通する倹約精神と、時代の先を見通す鋭い視点、そして戦後の日本に赴いたほどの研究熱心な姿勢…。
読めば読むほど、並外れた親子の才覚、そして行動力が浮き彫りになってくる。
デービス家が1929年の大暴落も含め、数多くの苦境を乗り越えて財を成したという事実。
保険株や復興期の日本株、そしてバフェットやピーター・リンチも投資していた超優良企業に次々と投資していた事実にきっと驚くことだろう。
ひとこと
情報集能力と分析力が抜群に優秀と言うことだ。
ただ、勝ち組の多くは意図的に相場を作り出す力がある。相場を作っては壊すようなパワーのある集団に近い者が勝つのは必定だろう。
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