11月の製造業PMIは市場予想上回る 他の統計とは対照的な結果(中国)
中国の製造業活動を示す政府の指数は11月に市場予想を上回り、中国が信用の伸びを抑制しようとする中でも景気回復が勢いを維持していることが示唆された。
中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した
11月の製造業購買担当者指数(PMI)
は51.4と、10月と同水準となった。
事前のエコノミスト予想では51.1だった。
11月は生産指数が54.5(前月 54.4)に上昇した。
また、新規受注指数は52.3(前月 52.5)に低下した。
雇用指数は2カ月連続で上昇して49.6となり、3月以来の高水準を確保した。
英国のHSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが先に発表した11月のPMI速報値は
50.4((10月 50.9)
に低下し、政府統計と対照的な内容だった。
2日発表の改定値の市場予想は50.5だった。
ひとこと
統計数値の揺らぎは全数調査ではなく対象となる企業等の数値によるものでサンプル調査である。このため、調査時期によっても揺らぎが生じる。誤差も当然あるものであり、誤差が大きくては統計としての価値はない。
世論調査などはその典型だ。余りにも誤差が大きく恣意的に結果をコントロールできてしまう。こうした調査に影響を受ける国民も多く問題を生じかねない。
数値の一人歩きは極めて危険であり、いろいろな方向から判断することが各個人がスタンスとして持つべきだろう。
それにしても、中国の数値は信頼性がそもそもあるのか...
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