ユーロ圏11月製造業PMI改定値は51.6に上昇
マークイットが発表した11月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は
51.6(10月 51.3)
に上昇し、輸出や受注の増加が寄与し、PMIは2011年6月以来の高水準となった。
速報値の51.5を上回った。
なお、PMIは50が景況の改善・悪化の節目となる。
景況改善の度合いは依然として弱く、マークイットは、フランスとスペインの景況悪化や、企業の人員削減といった失望を誘う要因があると指摘した。
マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「11月の製造業PMIは全般的に良い内容となった。
だが、ユーロ圏経済の健全性に関してまだ多くの懸念材料があることも示された。
英国の製造業PMIは、58.4(10月 56.5)に上昇し、2011年2月以来の高水準を記録した。
雇用指数が54.5(10月 51.9)と2011年5月以来の水準に上昇した。
フランスの製造業PMIは48.4(10月 49.1)に低下し、5カ月ぶりの低水準となった。
50を下回るのは21カ月連続。
また、スペインの製造業PMIは過去3カ月間50を上回っていたが、11月は48.6に転落した。
ドイツのPMIは2011年半ば以来の高水準を記録した。
ユーロ圏の生産指数は53.1(前月 52.9)に上昇した。
新規輸出受注指数は54.0(前月 53.1)に上昇した。
また、新規受注も前月から上昇した。
雇用指数は22カ月連続で低下した。
ひとこと
フランスの景気後退からの回復が遅れている。
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