10月のユーロ圏貿易収支
欧州連合(EU)統計局が発表した10月のユーロ圏貿易収支は、季節調整前
172億ユーロ
の黒字となった。
前年同月は96億ユーロの黒字だった。
ユーロ圏では12月の製造業活動がドイツをけん引役に、過去最長のリセッション(景気後退)から脱した域内経済は回復が段階的に進んでいることから予想以上に拡大した。
英国のマークイット・エコノミクスが16日発表した12月のユーロ圏製造業景気指数 (速報値)は
52.7(前月 51.6)
に上昇し、2年7カ月ぶり高水準となった。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想では51.9だった。
製造業の指数は活動拡大・縮小の分かれ目の50を6カ月連続で上回っている。
12月のユーロ圏サービス業景気指数は
51.0(11月 51.2)
に低下し4カ月ぶり低水準となった。
サービス業と製造業を合わせた総合景気指数は52.1(前月 51.7)に上昇した。
マークイットによると、12月の製造業生産はドイツで2年半ぶり高水準、一方フランスでは7カ月ぶり低水準だった。
ひとこと
欧州経済の回復力には差があるのは常識だが、フランスの景気後退には注目したい。
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