シャドーバンキング部門は取り付けリスク高い(スタインFRB理事)
米国連邦準備理事会(FRB)の
ジェレミー・スタイン理事
は3日の講演で、先の金融危機発生の一要因となった
シャドーバンキング・セクター
について、銀行よりも取り付けが起きるリスクが高いとの見方を示した。
銀行以外の金融会社は現金預金への依存度が低く、預金保険や政府支援へのアクセスが限られることから、比較的不安定だと指摘した。
シャドーバンキングの資金は
銀行資金
よりもかなり
取り付け
が起きやすいと述べた。
その理由の一つとして、ノンバンクが多くの場合
直ちに担保を差し押さえ
る選択肢を用意している点を挙げた。
シャドーバンキングは、給料日ローンから「クラウドファンディング」、証券化商品、マネー・マーケット・ファンド(MMF)まで、さまざまな形で資金を集めるセクターで、不透明な部分が大きいためだ。
また、規制の対象とならない場合が多いことから、エコノミストの懸念を招いている。
ひとこと
ハイリスクな融資先が多いことが理由であり、金額も大きいが対象も多い。
ただ、不況時においては特定の企業等への融資の場合を考えれば担保の差し押さえが実施されてもモノの価値の低下の方が早くなるため、損害が担保価値よりも大きくなる可能性がある。差し押さえを実施しても、買い手が少なく転売も難しいことが多いだろう。
急激な経済変化においては、価値を保つことは不可能だ。
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