ユーロ圏は劇的に改善のサイン-デフレ兆候なし(ECB総裁)
欧州中央銀行(ECB)の
ドラギ総裁
は24日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会でユーロ圏経済の健全性に
「劇的な改善の兆し」
があり、インフレ率が徐々に目標に戻るだろうとの見解を明らかにした。
過去3-4カ月間に金融市場の改善に加え、緩和的な金融政策が最終的に実体経済に浸透しつつある状況が見られると発言した。
現在は低インフレだが2%を若干下回る「目標に徐々に戻るだろうと述べた。
また、現在の物価上昇抑制がデフレに転じると信じる理由はないと言明した。
デフレを幅広く、自己増強的な持続的物価下落と定義するなら、われわれはそれを目にしていないとの見解を示した。
同時に、景気回復が
まだ弱く、脆弱でむらがある
と述べ、見通しへのリスクは引き続き下向きだと指摘した。
ひとこと
景気回復の流れにあるような指標の好転が続いている。ただ、不確定な要素が存在しており、急速に悪化する可能性もある。
乱高下する動きは経済活動にとってはマイナスなことが多い。
中国の経済回復が停滞しており、関係の深いドイツの経済指標が悪化していることが気になるところ。フランスの景気回復策も余り効いておらず、劇的な変化は起きにくい状況だ。
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