10-12月失業率7.2%、予想外の上昇(英)
英国の昨年10-12月の失業率 は、最近改善していた雇用市場の勢いがやや失われた兆候が示され横ばい予想に反して上昇した。
英政府統計局(ONS)が19日発表した国際労働機関(ILO)基準の10-12月の失業率は
7.2%(9-11月 7.1%)
に上昇した。
事前のエコノミスト調査では7.1%が見込まれていた。
同時に発表された失業保険申請ベースの2014年1月の失業者数 は
前月比-2万7600人
と減少したが、減少幅はエコノミスト予想より大きかった。
イングランド銀行(英中央銀行)は先週、フォワードガイダンス(時間軸政策)を導入した昨年8月に想定したよりも速いペースで経済が拡大したため、失業率が7%を上回る水準にとどまる限り利上げ を検討しないとしてきた方針を事実上撤廃した。
今後は余剰能力やさまざまな指標を見ながら低金利を維持すべきか考えるとしている。
ひとこと
欧州の景気回復の流れが加速してる指標と天候不順に伴う減速懸念と言った相反する思考が市場を複雑にし始めた。
↓ 参考になったらクリックをお願いします。 ↓
« 商品相場の指標は部分反発 | トップページ | インフレ圧力の欠如は「不可解」(アトランタ連銀総裁) »
「気になる指標」カテゴリの記事
- 消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善(2019.05.29)
- 米国では7月、雇用者数の伸びが前月から鈍化 (2018.08.05)
- 18年1月―2月のサービス貿易総額(2018.04.02)
- 1月の中古住宅販売件数は、市場予想に反して前月から減少(2018.02.22)
- 5月の米生産者物価指数は前月比ほぼ変わらず(2017.06.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント