インフレ圧力の欠如は「不可解」(アトランタ連銀総裁)
アトランタ地区連銀の
ロックハート総裁
は、19日、ジョージア州メイコンのマーサー大学で講演。
講演後の質疑応答で、2013年下半期に
成長ペースは加速
したが、その一方でインフレと言うべきものはまったく見られないと述べた。
一般的に言って、成長はインフレを伴うものだが景気回復局面に入って5年が過ぎてもインフレ圧力が見られないことは「不可解」だと続けた。
これはFRBが
根本的な景気の強さ
を誤って判断していることを示唆している可能性はあると言明した上で、成長加速に伴い
インフレも漸進的に上昇
するというのが、今も私の見通しだと語った。
さらに同総裁は、労働市場を判断する上で、当局は失業率以外にも目安にすべき指標を検討する必要があるだろうと述べた。
ひとこと
経済指標は部分的な特徴を数値で現し、経済政策の方向性を探る判断材料となるものだが、タイムラグが必ずあり、実態を常に補則しているとまではいえないものだ。
特徴的な部分を強く意識させるものであり、実態経済との乖離が大きければ判断を誤ることとなる。
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