ロシア連邦にはウクライナ南東部を侵攻する計画はない。
ロシアのラブロフ外相は14日、ロシアはウクライナ南部のクリミア自治共和国で16日に実施されるロシア編入の是非を問う住民投票の結果を尊重すると述べた。
ただ、ロシア連邦にはウクライナ南東部を侵攻する計画はない。そのようなことを計画することもできないと述べた。
また、クリミアはロシアにとり、南大西洋のフォークランド(スペイン語名マルビナス)諸島が英国にとり意味するもの以上の存在との考えも示した。
ひとこと
ロシアがクリミア以外のウクライナに軍事侵攻することで得られるメリットは皆無だろう。そもそも、ウクライナのクリミア以外の価値はロシアの天然ガスを西側に供給するためのパイプラインの価値だけでしかない。
ロシアのエネルギー会社ガスプロムへの支払いが滞って過去何度も天然ガスの供給を止められたウクライナである。
金食い虫でもあるウクライナが西側の支援を受ければ、ロシアには支援金を削減あるいは何もしなくても良くなるといったメリットがある。
ロシアがウクライナ南東部を侵攻する計画は無いのは当然だろう。軍事費を使って侵攻しても何もメリットが無く、併合すれば資金を飲み込むだけの農村地帯でしかない。食糧生産ではロシア国内との競合関係にある地域でもある。
なお、クリミアにはロシア黒海艦隊の軍港があり、これを手放すことは軍事戦略上からもありえないことだ。
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