ベトナムと中国が互いに領有権を主張する南シナ海の海域に中国が石油掘削装置 を搬入
ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は6日、中国の楊潔チ国務委員と電話会談した。
電話会談では、ベトナムが厳重に抗議しており、中国が石油掘削装置と船舶を区域から引き揚げるよう要求した。
ベトナム政府声明によると、ミン外相は両国が問題解決に向けた会合を開くべきだと提案したという。
ベトナムと中国が互いに領有権を主張する南シナ海の海域に中国が
石油掘削装置
を搬入し、複数の中国船舶を展開していることに対して抗議した。
ミン外相は、中国最大の沖合石油探査会社
中国海洋石油(CNOOC)
の行動は国際法に違反し、ベトナムの主権を侵害していると主張した。
ベトナム外務省報道官は声明で、CNOOCの操業地点がベトナム沿岸から138マイル(約220キロメートル)しか離れておらず、「完全に排他的経済水域内にあると述べた。
ベトナム政府は南シナ海での正当な利益を守るため必要なあらゆる措置を取ると述べた。
中国海上安全当局は3日、CNOOCが石油掘削装置HD―981を搬入した地点を公表した。
中国外務省報道官は5日、石油掘削装置は中国の水域内にあると主張した。
中国海上安全当局は981リグについて3日に搬入通知を発行した。
関連作業は完全に中国の西沙諸島の水域内で行われていると述べた。
米国務省のサキ報道官は6日、中国の行動が挑発的で地域平和と安定に役に立たないと主張した。
関係各国は国際法に基づいて、それぞれの主張を明らかにしたうえで、紛争区域でどのような活動が受け入れられるのか合意すべきだとも述べた。
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