英国のBOE中銀総裁と財務相はスコットランドで不測に備えG20を欠席
イングランド銀行(BOE 中央銀行 英)のカーニー総裁とオズボーン財務相は、オーストラリアのケアンズで20、21日に開催される
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
をスコットランドの英国からの独立の賛否を問う住民投票の結果に対応するため、ロンドンにとどまり欠席する。
これまでの世論調査によれば、スコットランドで18日に実施される住民投票は、賛成派と反対派が拮抗してどうなるか予断を許さない状況にある。
このため、カーニー総裁とオズボーン財務相は、G20財務相・中銀総裁会議への出席を見合わせる。
オズボーン財務相は、住民投票と関係する
「経済的リスク」
が存在し、19日の結果判明に備えて英国にとどまることが重要だと述べていた。
また、主要国・地域の中央銀行や監督当局で構成する
金融安定理事会(FSB)
の議長を務めるカーニー総裁は、FSBがケアンズで開く17日の会合に出席した後、帰国の途に就く予定。
ひとこと
為替相場に多きなインパクトが生じかねない選挙だが、スコットランドが独立に傾けば、バスクやケベックなど世界各地の民族主義が強まる可能性が高い。
特に中国やロシア国内での自治権拡大の動きが強まるほか、米国内でも活動が活発化する可能性も捨てきれず波乱材料となりかねない。
↓ 参考になったらクリックをお願いします。 ↓
« 米国務長官が対「イスラム国」で支持呼び掛け | トップページ | FOMCの声明から「相当な期間」の文言削除の時期 »
「One MileStone」カテゴリの記事
- 世論操作の手法で支持率の回復は無理な話だろう(2021.01.06)
- 韓国大統領の不支持率は6割越え(2021.01.05)
- 頭が狂った評価(2020.06.03)
- 観光産業への打撃はまだまだ続きそうだ(2020.05.18)
- 新型コロナウイルス対策に78億ドル(約8400億円)を充てる緊急歳出法案(2020.03.06)
この記事へのコメントは終了しました。
« 米国務長官が対「イスラム国」で支持呼び掛け | トップページ | FOMCの声明から「相当な期間」の文言削除の時期 »
コメント