欧州中央銀行(ECB)の景気てこ入れ措置の効果が表れるにはまだ時間がかかることを示唆
欧州連合(EU)の欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景況感指数は
99.9(8月 100.6)
に低下し、昨年11月以来の低水準となった。
事前のエコノミストの予想値に一致した。
ECBは今週、イタリアのナポリで政策委員会を開催する。
条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)と記録的低金利に追加する景気刺激策である資産購入について詳細を協議する。
ユーロ圏は4-6月(第2四半期)のゼロ成長、記録的な高失業率、ECBの物価安定の定義にほど遠い低インフレと、景況感の重しとなる要素がそろっている。
ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト
アナトリ・アネンコフ氏
はユーロ圏の景気回復は非常に弱く、足踏みしがちだと述べ、域内経済の弱さから企業は雇用や設備投資に踏み切れないと指摘した。
企業からの需要がなければ、経済は成長へと離陸できないと語った。
発表によると、製造業景況感指数は
マイナス5.5(8月 マイナス5.3)
に悪化した。
建設業景況感指数はマイナス27.7(前月はマイナス28.4)だった。
サービス業景況感指数はプラス3.2(前月 プラス3.1)となった。
消費者信頼感指数の改定値はマイナス11.4で、22日公表の速報値と一致した。
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